明史演義 現代語訳
- 自序(自序)
- 史綱を掲げて主旨を明かす/苦境を逃れ出家し僧となる(第 一 回 揭史綱開宗明義 困涸轍避難為僧)
- 従軍し幸い佳人を娶る/孤城を守り義によって主将を救う(第 二 回 投軍伍有幸配佳人 捍孤城仗義拯主帥)
- 攻城掠地して奇才に出会う/幣を献じ疑いを解き賢婦に頼る(第 三 回 攻城掠地迭遇奇材 獻幣釋嫌全資賢婦)
- 雉堞に登り張天祐を驚かす/虎穴を探り孫徳崖と会す(第 四 回 登雉堞語驚張天祐 探虎穴約會孫德崖)
- 郭氏の娘、濠城に入侍す/常将軍、力もて采石を抜く(第 五 回 郭家女入侍濠城 常將軍力拔采石)
- 集慶を取り朱公府を開く/常州を陥し徐帥功を立つ(第 六 回 取集慶朱公開府 陷常州徐帥立功)
- 朱亮祖、戦に敗れ捕らわる/張士徳、繋がれ帰り絶食す(第 七 回 朱亮祖戰敗遭擒 張士德縶歸絕粒)
- 太湖に入り廖永安陥没す/東浙を略し胡大海賢を薦む(第 八 回 入太湖廖永安陷沒 略東浙胡大海薦賢)
- 劉伯温、計を定め敵を破る/陳友諒、家族を携え逃げ延びる(第 九 回 劉伯溫定計破敵 陳友諒挈眷逃生)
- 安豊を救い小明王を護送す/南昌を援け偽漢主と大戦す(第 十 回 救安豐護歸小明王 援南昌大戰偽漢主)
- 第一〇〇回 外援を求め清軍が乱を平定す/半壁を覆し明史ここに収まる (乞外援清軍定亂 覆半壁明史收場)
- 第一十一回 鄱陽湖に友諒身を亡ぼす/応天府に呉王即位す (鄱陽湖友諒亡身 應天府吳王即位)
- 第一十二回 武昌を取り師を東下す/平江を失い一族自焚す (取武昌移師東下 失平江闔室自焚)
- 第一十三回 北方に檄し徐元帥進兵す/南閩を下し陳平章節に死す (檄北方徐元帥進兵 下南閩陳平章死節)
- 第一十四回 四海心を帰し帝位に登る/三軍命を効し元都を突く (四海歸心誕登帝位 三軍效命直搗元都)
- 第一十五回 太原を襲い拡廓計に中る/臨洮を略し李思斉降を出す (襲太原元擴廓中計 略臨洮李思齊出降)
- 第一十六回 降を納れ叛を誅し西徼に威を揚ぐ/梟を逐い雛を擒え南京に俘を献ず (納降誅叛西徼揚威 逐梟擒雛南京獻俘)
- 第一十七回 夏主を降し巴蜀を平らぐ/元将を撃ち朔方に転戦す (降夏主蕩平巴蜀 擊元將轉戰朔方)
- 第一十八回 徴書を下すも高人志を抗す/逆謀泄れ奸相誅に伏す (下徵書高人抗志 泄逆謀奸相伏誅)
- 第一十九回 雲南を定め沐英鎮に留まる/漠北を征し藍玉功を報ず (定雲南沐英留鎮 征漠北藍玉報功)
- 皇太子再び世を去る/功臣を除き党獄相次ぐ(第二 十回 鳳微德杳再喪儲君 鳥盡弓藏迭興黨獄)
- 第二十一回 藩を削り諸王罪を得る/使臣を戕い靖難の師を興す (削藩封諸王得罪 戕使臣靖難興師)
- 第二十二回 耿炳文、滹沱河に敗る/燕王棣、詐りて大寧府に入る (耿炳文敗績滹沱河 燕王棣詐入大寧府)
- 第二十三回 大旗折れ南軍律を失う/重囲を脱し北走して都に還る (折大旗南軍失律 脫重圍北走還都)
- 第二十四回 書を往復させ囚使怒りを激す/慌てて粟を運び伏に遭い糧を失う (往復貽書囚使激怒 倉皇挽粟遇伏失糧)
- 第二十五回 長江を越え燕王京に入る/鬼門を出で建文国を遜る (越長江燕王入京 出鬼門建文遜國)
- 第二十六回 詔を草するを拒み忠臣惨戮さる/諷諫を善くし長子家を承く (拒草詔忠臣遭慘戮 善諷諫長子得承家)
- 第二十七回 梅駙馬冤を含み水府に沈む/鄭中官外洋に使いす (梅駙馬含冤水府 鄭中官出使外洋)
- 第二十八回 南交を下し敵を殺し渠を擒う/北塞に出で功を銘し石に勒す (下南交殺敵擒渠 出北塞銘功勒石)
- 第二十九回 楽安に徙り皇子罪を得る/蒲台に鬧ぎ妖婦竿を掲ぐ (徙樂安皇子得罪 鬧蒲台妖婦揭竿)
- 兵を窮め武を黷し数次親征す/命を疲らし師を労し帰途に崩ず(第三 十回 窮兵黷武數次親征 疲命勞師歸途晏駕)
- 第三十一回 二豎軍を監し黎利乱を煽る/六師逆を討ち高煦擒えらる (二豎監軍黎利煽亂 六師討逆高煦成擒)
- 第三十二回 交趾を棄て前功を隳つを甘んず/中宮を易え内嬖に心を傾く (棄交趾甘隳前功 易中宮傾心內嬖)
- 第三十三回 太平を享け民と楽を同じくす/権奄を儆め主の為に奸を斥く (享太平與民同樂 儆權閹為主斥奸)
- 第三十四回 王驥、麓川の蛮を討平す/英宗、土木堡に敗陥す (王驥討平麓川蠻 英宗敗陷土木堡)
- 第三十五回 党奸を誅し景帝極に登る/強敵を却け于謙功を奏す (誅黨奸景帝登極 卻強敵于謙奏功)
- 第三十六回 和を議し上皇を餞別し都に還す/旨を希いて詞を陳べ東宮位を易う (議和餞別上皇還都 希旨陳詞東宮易位)
- 第三十七回 忠諫を拒み詔獄刑を濫す/密謀を定め奪門し復辟す (拒忠諫詔獄濫刑 定密謀奪門復辟)
- 第三十八回 于少保、冤を沈め東市に死す/徐有貞、南方に充戍さる (于少保沈冤東市 徐有貞充戍南方)
- 第三十九回 逆謀を発し曹石宗を覆す/徽号を上るに李彭議を抗す (發逆謀曹石覆宗 上徽號李彭抗議)
- 万貞児権を怙み正后を傾く/紀淑妃子を誕み深宮に匿す(第四 十回 萬貞兒怙權傾正后 紀淑妃誕子匿深宮)
- 第四十一回 白圭、鄖陽の盗を討平す/韓雍、藤峡の猺を攻破す (白圭討平鄖陽盜 韓雍攻破藤峽猺)
- 第四十二回 威権を樹て汪直兵柄を竊む/譎諫を善くし阿丑君心を悟らす (樹威權汪直竊兵柄 善譎諫阿丑悟君心)
- 第四十三回 貴妃を悼み疾を促し身を亡う/聶女を審し公を秉り譴に遭う (悼貴妃促疾亡身 審聶女秉公遭譴)
- 第四十四回 主知を受け三老顧命を承く/君悪に逢い八豎讒言を逞しくす (受主知三老承顧命 逢君惡八豎逞讒言)
- 第四十五回 劉太監、榜して群賢を斥く/張吏部、強いて彼の美を奪う (劉太監榜斥群賢 張吏部強奪彼美)
- 第四十六回 檻車に入り叛藩計に中る/菜廠に縛られ逆奄辜に伏す (入檻車叛藩中計 縛菜廠逆閹伏辜)
- 第四十七回 河北の盗、畿輔に横行す/山東の賊、狼山に命を畢う (河北盜橫行畿輔 山東賊畢命狼山)
- 第四十八回 西番を経略し鎮臣罪を得る/北闕に恩を承け義児淫を導く (經略西番鎮臣得罪 承恩北闕義兒導淫)
- 第四十九回 辺塞に幸し馬を走らせ花を看る/酒肆に入り游龍鳳を戯る (幸邊塞走馬看花 入酒肆游龍戲鳳)
- 佳麗を覓め幸い歌婦に逢う/直諫を罪し杖もて言官を斃す(第五 十回 覓佳麗幸逢歌婦 罪直諫杖斃言官)
- 第五十一回 群盗を豢い寧藩叛を謀る/盛宴に謝し撫使戕われる (豢群盜寧藩謀叛 謝盛宴撫使被戕)
- 第五十二回 安慶を守り剣を仗り叛奴を戮す/南昌を下し兵を発し首逆を征す (守安慶仗劍戮叛奴 下南昌發兵征首逆)
- 第五十三回 伍文定、火を縦ち国賊を擒う/王守仁、俘を押し杭州に至る (伍文定縱火擒國賊 王守仁押俘至杭州)
- 第五十四回 教場に射を校し技穿楊を擅にす/古沼に漁を観じ険く滅頂に遭う (教場校射技擅穿楊 古沼觀漁險遭滅頂)
- 第五十五回 豹房に返り武宗崩ず/獣吻を祭り江彬囚に遭う (返豹房武宗晏駕 祭獸吻江彬遭囚)
- 第五十六回 典礼を議し廷臣訟を聚む/斎醮を建て方士壇に盈つ (議典禮廷臣聚訟 建齋醮方士盈壇)
- 第五十七回 朝門に伏し世宗の怒りに触る/田州を討ち誘いて岑猛を誅す (伏朝門觸怒世宗 討田州誘誅岑猛)
- 第五十八回 胡世寧、辺陲を棄つるを創議す/邵元節、嗣を祈り殊寵を邀う (胡世寧創議棄邊陲 邵元節祈嗣邀殊寵)
- 第五十九回 法壇を繞り仙鶴を迓う/行宮を毀ち力めて真龍を救う (繞法壇迓來仙鶴 毀行宮力救真龍)
- 宮変に遘い妃嬪重辟に罹る/榻前に跪き父子私情を乞う(第六 十回 遘宮變妃嬪罹重辟 跪榻前父子乞私情)
- 第六十一回 河套を復せんとし将相冤を蒙る/都門を擾し胡虜火を縦つ (復河套將相蒙冤 擾都門胡虜縱火)
- 第六十二回 狡寇を追い庸帥敗れ還る/馬市を開くに藎臣極諫す (追狡寇庸帥敗還 開馬市藎臣極諫)
- 第六十三回 仇鸞を罪し棺を剖き正法す/厳嵩を劾し死を拚して名を留む (罪仇鸞剖棺正法 劾嚴嵩拚死留名)
- 第六十四回 外寇を却けて奸党功を冒す/乾娘に媚び義児寵を邀う (卻外寇奸黨冒功 媚乾娘義兒邀寵)
- 第六十五回 胡宗憲、謀を用い海盗を賺す/趙文華、巧を弄し権奸に忤う (胡宗憲用謀賺海盜 趙文華弄巧忤權奸)
- 第六十六回 汪寇の目、計に中り誅に遭う/尚美人、衣を更えて寝に侍る (汪寇目中計遭誅 尚美人更衣侍寢)
- 第六十七回 海剛峰、剛方にして俗を絶す/鄒応龍、夢に応じ奸を劾す (海剛峰剛方絕俗 鄒應龍應夢劾奸)
- 第六十八回 権門勢倒れ禍児曹に及ぶ/王府の銀、帰途に暴客に逢う (權門勢倒禍及兒曹 王府銀歸途逢暴客)
- 第六十九回 奸謀を破り厳世蕃法に伏す/宿寇を剿し戚継光衝鋒す (破奸謀嚴世蕃伏法 剿宿寇戚繼光衝鋒)
- 丹鉛を誤服し病みて冥籍に帰す/羈紲を脱し悵んで鼎湖に断つ(第七 十回 誤服丹鉛病歸冥籙 脫身羈紲悵斷鼎湖)
- 第七十一回 王総督、降番を招納す/馮中官、首輔を訴逐す (王總督招納降番 馮中官訴逐首輔)
- 第七十二回 莽男子、深宮に闖入す/賢法司、力めて成案を翻す (莽男子闖入深宮 賢法司力翻成案)
- 第七十三回 親情を奪い相臣諫を嫉む/主闕を規し母教芳を流す (奪親情相臣嫉諫 規主闕母教流芳)
- 第七十四回 王宮人、喜んで子を生む/張宰輔、身後家を籍せらる (王宮人喜中生子 張宰輔身後籍家)
- 第七十五回 母膳に侍り教を奉じ儲を立つ/妃言に惑い神に誓い約を緘す (侍母膳奉教立儲 惑妃言誓神緘約)
- 第七十六回 鎮城に拠り哱氏乱を倡う/説客を用い叛党駢誅さる (據鎮城哱氏倡亂 用說客叛黨駢誅)
- 第七十七回 藩封を救い猛攻して平壌す/和議を破り再び島山に戦う (救藩封猛攻平壤 破和議再戰島山)
- 第七十八回 虎将、蛮を征し巣を破り逆を誅す/蠹魚字を食み策を決し儲を立つ (虎將征蠻破巢誅逆 蠹魚食字決策建儲)
- 第七十九回 妖書を獲て沈一貫風を生ず/福王を遣り葉向高議を主る (獲妖書沈一貫生風 遣福王葉向高主議)
- 張差を審し宮中疑案を析く/楊鎬に任し塞外全軍を覆す(第八 十回 審張差宮中析疑案 任楊鎬塞外覆全軍)
- 第八十一回 翠袖を聯ね相約し栄封を乞う/紅丸を服し即夕大命傾く (聯翠袖相約乞榮封 服紅丸即夕傾大命)
- 第八十二回 選侍宮を移し詔旧悪を宣す/庸医懸案輔臣に弾及ぶ (選侍移宮詔宣舊惡 庸醫懸案彈及輔臣)
- 第八十三回 大いに醋を吃し両魏風を争う/真に奇冤にして数妃命を畢う (大吃醋兩魏爭風 真奇冤數妃畢命)
- 第八十四回 王化貞、広寧堡を失守す/朱燮元、巧みに呂公車を撃つ (王化貞失守廣寧堡 朱燮元巧擊呂公車)
- 第八十五回 新撫援に赴き孤城敵を却く/叛徒命に帰し首逆誅に伏す (新撫赴援孤城卻敵 叛徒歸命首逆伏誅)
- 第八十六回 趙中丞、妖寇を蕩平す/楊都諫、権奄を糾劾す (趙中丞蕩平妖寇 楊都諫糾劾權閹)
- 第八十七回 魏忠賢喜んで点将録を得る/許顕純濫りに非法の刑を用う (魏忠賢喜得點將錄 許顯純濫用非法刑)
- 第八十八回 党獄を興し緹騎傷つけらる/奸璫に媚び生祠相次いで建つ (興黨獄緹騎被傷 媚奸璫生祠迭建)
- 第八十九回 后族を排し魏奄逆を謀る/兄位を承け信邸基に登る (排后族魏閹謀逆 承兄位信邸登基)
- 淫悪を懲らし闔家駢戮さる/招撫を受け渠帥功を立つ(第九 十回 懲淫惡闔家駢戮 受招撫渠帥立功)
- 第九十一回 徐光啓、客卿を薦用す/袁崇煥、畿輔に入援す (徐光啟薦用客卿 袁崇煥入援畿輔)
- 第九十二回 敵計に中り冤みて碧血に沈む/歳饑に遇い緑林に嘯聚す (中敵計冤沉碧血 遇歲饑嘯聚綠林)
- 第九十三回 秦晋に戦い曹文詔威を揚ぐ/登萊を鬧わし孔有徳亡命す (戰秦晉曹文詔揚威 鬧登萊孔有德亡命)
- 第九十四回 陳奇瑜、賄を得て寇を縦す/秦良玉、詔を奉じ勤王す (陳奇瑜得賄縱寇 秦良玉奉詔勤王)
- 第九十五回 張献忠、熊文燦に偽降す/楊嗣昌、盧象昇を陥没せしむ (張獻忠偽降熊文燦 楊嗣昌陷歿盧象昇)
- 第九十六回 襄陽を失い庸帥自裁す/河南に走り逆闖復た熾んなり (失襄陽庸帥自裁 走河南逆闖復熾)
- 第九十七回 大河を決し汴梁城を漂没す/内線に通じ恭しく田妃舄を進む (決大河漂沒汴梁城 通內線恭進田妃舄)
- 第九十八回 秦楚を擾し闖王号を僭す/東西を掠め献賊横行す (擾秦楚闖王僭號 掠東西獻賊橫行)
- 第九十九回 周総兵、寧武に捐軀す/明懐宗、煤山に殉国す (周總兵寧武捐軀 明懷宗煤山殉國)