漢書卷四十六 萬石衞直周張傳第十六 直不疑

誣告に耐えた廉直

  • 直不疑は南陽の人。文帝の郎の時、同僚が誤って別人の金を持ち去った事件で無実の疑いをかけられたが、弁明せずに金を弁償して収め、後に真相が判明すると「長者」と称された。
  • 「兄嫂と密通している」という悪評に対しても「私に兄はいない」とだけ答え、自ら弁明しなかった。呉楚の乱で功を挙げ塞侯に封じられ、老子の教えを奉じて名声を求めず、吏としての実績を隠すことに努めた。