漢書卷四十二 張周趙任申屠傳第十二 任敖
任敖・その他の御史大夫
- 任敖は沛の獄吏出身。高祖が官吏を避けて隠れていた頃、呂后が獄に囚われ扱いが粗略であったのを見て看守を打ち据えて庇った旧恩があり、高祖挙兵後は御史として豊を守り、上党守・広阿侯を経て高后の代に御史大夫となった。三年で免職、文帝元年に薨じ懿侯と諡された。子孫は不祥事で国を除かれた。
- 任敖の後任には平陽侯曹窋(曹参の子孫)が就いたが、呂氏誅滅への関与を巡る事情で罷免され、淮南相であった張蒼が御史大夫となり、その後丞相にまで昇った経緯は前述のとおりである。