東周列國志第十三回 魯桓公夫妻が斉に赴き、鄭の子亹君臣が殺される (魯桓公夫婦如齊 鄭子亹君臣為戮)

斉襄公と文姜の密通、魯桓公の横死

  • 斉襄公は鄭の弑逆を聞き討伐を志すが、妹・文姜とその夫・魯桓公が来訪するため一旦棚上げする。
  • 文姜は兄への情から桓公に同行を強く望み、大夫申繻の諫めも聞かず斉へ赴く。斉襄公と文姜は密室で再び関係を結び、宮中に泊まり込む。
  • 桓公は不審を抱き文姜を問い詰め、事の露見を知った襄公は牛山の宴で桓公を酔わせ、公子彭生に命じて車中で桓公を絞め殺させる。(詩:申繻の諫言を聞かなかった桓公を惜しむ)
  • 斉襄公は魯からの詰問に対し、体裁を保つため彭生を「桓公暴薨の責め」として処刑する。彭生は死に際に呪いの言葉を残す。

魯莊公の即位と斉との縁組

  • 魯では申繻・施伯らが世子(荘公)を立てる。施伯は「先君の恥・夫人未帰の恥・主婚役の恥」の三恥を除く策を献じ、荘公はこれに従い王姫の嫁入りの儀礼を郊外で処理して喪礼と両立させる。
  • 周では莊王の弟・王子克を擁立しようとした周公黒肩の陰謀が発覚し、辛伯の密告により黒肩は誅殺され、子克は燕へ出奔する。
  • 王姫は斉へ嫁ぐ一方、文姜は魯に帰らず斉魯の境の禚・祝邱を行き来する生活を送る。(詩:文姜の進退を評す)

斉襄公による高渠彌・子亹の誅殺と鄭の再興

  • 斉襄公は鄭の弑逆を討つ名目で、子亹を首止の盟に誘い出す。祭足は危険を察して同行を避け、原繁に「子儀こそ次の鄭君にふさわしい」と予言する。
  • 会盟の場で襄公は高渠彌に昭公弑逆の真相を問い詰め、子亹・高渠彌をともに処刑する(高渠彌は車裂の極刑)。
  • 鄭では祭足・原繁らが陳から公子儀を迎えて新君に立て、楚にも朝貢して国を安んじる。厲公は依然として復位の機会を得られない。