晉書卷七十五 列傳第四十五 袁悅之

経歴

  • 袁悅之は字を元礼といい、陳郡陽夏の人。父の袁朗は給事中。悦之は長短説(弁論術)に長け精緻な理を持っていた。初め謝玄の参軍となり玄に重んじられたが、父の喪により去職した。喪明けの後、都に戻ると『戦国策』のみを携え、天下の要はこの書に尽きると常々語った。後に会稽王司馬道子に深く愛され、道子に朝権を専らにするよう勧め、道子はこの説をかなり受け入れたが、まもなく誅殺された。

祖台之――付伝

  • 祖台之は字を元辰といい、范陽の人。官は侍中・光禄大夫に至った。『志怪』を著し世に流布した。