說唐第六十一回 羅成は夢に現れ愛妻に告げ、秦王は恩赦により将士を訪ねる (羅成托夢示嬌妻  秦王遇赦訪將士)

羅成の魂、妻の夢枕に立つ

淤泥河で射殺された羅成の魂が山東の妻のもとへ現れ、建成・元吉の奸計により蘇定方の罠にはまり命を落としたことを告げ、幼い息子・羅通を頼むと言い残す。夫人は目覚めて夢の内容を家族に語り、皆その不吉さに驚く。

羅春、遺骸を収め帰郷

羅春は淤泥河で主人の遺骸を見つけ、板を渡して引き上げ矢を抜き、棺を買い求めて山東へ運ぶ。老太太・夫人は悲嘆に暮れ、程咬金も駆けつけて嘆く。秦叔寶も羅成の死を知り悲しみのあまり一時気を失うが、咬金に助けられて蘇生し、法要を営んで弔う。

紫金関の危機と秦王の赦免

劉黑闥がなお紫金関に猛攻をかけ、馬伯良の勧めで建成・元吉は再び長安へ救援を求める。兵部尚書・劉文靜は「秦王を赦免し秦叔寶を招くべき」と進言、高祖はこれを容れて秦王の罪を赦し、秦叔寶を尋ねて招くよう命じる。

秦王と徐茂公、山東へ

秦王は一人で行くことをためらうが、高祖は秦瓊・尉遲恭ら諸将を元の官職に戻し、剣と鞭を授けて君主・奸臣を問わず先に打って後に奏上する権限(先斬後奏の意)を与える詔を出し、建成・元吉が再び将たちを陥れられぬようにする。徐茂公も朝廷に召し出され、秦王と共に山東へ向かい、秦叔寶邸を訪ねる。