說唐第四十六回 軍糧献上を装い咬金は山賊となり、三関を取り戻し叔宝は武威を示す (獻軍糧咬金落草 復三關叔寶揚威)
秦王の救出
黒雅山で待ち伏せていた馬三保ら八将が尉遲恭を足止めするうち、宋金剛の召還命令により尉遲恭は関へ引き上げ、秦王は無事叔宝に守られて営へ戻った。
徐茂公は秦王と口裏を合わせ、程咬金を「秦王を危険に晒した罪」で追放する芝居を打つ。程咬金は不服ながらも営を追い出され、家将を連れて出ていく。
程咬金、山賊の頭目となる
程咬金は言商道で山賊の毛三・勾四らに出会い、瓦崗寨時代の名(混世魔王)を明かして頭目に推され、毛三を丞相、勾四を閣老に任じ、単独の商人は襲わず大きな隊商だけを狙うよう命じた。
これは徐茂公の計略であり、咬金を陣から出して功を立てさせるためのものだった。
糧草強奪と三関奪還
介休県から白璧関へ運ばれる尉遲恭の軍糧を、程咬金の一味が本道と間道に分かれて奪い取ることに成功。尉遲恭はこれを二度、三度と繰り返し奪われ、迷路のような言商道で追跡もできず、その都度介休県の張士貴に追加の兵糧を求めることになった。
三度目、尉遲恭は車を鉄環で連結し、宋金剛にも援軍を要請したが、徐茂公はあらかじめ秦叔宝を白璧関の西に伏せておき、尉遲恭を助けに出た宋金剛を叔宝が討ち取り、そのまま白璧関・偏台関・雁門関の三関を一夜で奪還した。
一方、言商道では程咬金らが尉遲恭の運ぶ糧草を焼き払い、なおも尉遲恭を翻弄して追い返した。程咬金は秦王のもとへ復命し、秦王は勝ちに乗じて介休県へ進軍することとなった。