說唐第14回 社火見物で公子は命を落とし、楊広は弑逆し帝位を奪う (參社火公子喪身 行弒逆楊廣篡位)
社火に紛れた仇討ち
宇文恵及が街頭で各家の「社火」演武を検分していると知った叔宝ら五人は、自分たちも一団として名乗り出て演武を披露する。斉国遠が灯棚に火を放って混乱を作り、その隙に叔宝が鐧で恵及を打ち殺す。
追撃からの脱出
恵及の従者や巡視の宇文成都が追ってくるが、叔宝は李靖から授かった符を用いて姿を晦まし、仲間と共に明徳門から城外へ逃れる。城外の従者たちも機転を利かせて城門が閉じられるのを防ぎ、一行は無事少華山方面へ落ち延びる。承福寺前で別れ、叔宝は仲間に母の誕生祝いへの来訪を約して各々帰路につく。
宇文述の報復
息子を殺された宇文述は、事件の発端となった琬児と王老娘の一家を皆殺しにし、下手人の似顔絵を描かせて捜索させる。
楊広の弑逆と即位
文帝は病篤くなる中、太子楊広は陳夫人への横恋慕が露見し文帝の逆鱗に触れる。太子は楊素・張衡と諮り、柳述・元岩を陥れて詔勅発布を阻み、文帝の身辺を掌握したうえで文帝を弑逆する。さらに廃太子楊勇父子も謀って殺害し、蕭妃を奪う。楊広は偽の遺詔により即位し、煬帝と称する。
伍建章の忠死
即位の詔を書かせようとした煬帝に対し、忠臣伍建章は文帝の死と太子の非を弾劾する文言を書きつけて殺される。煬帝は伍家一門を皆殺しにするが、馬丁の伍保だけが脱出し、南陽の伍雲召へ急報に向かう。
南陽討伐の発令
伍雲召の武勇を恐れた宇文述・楊素の進言により、煬帝は韓擒虎を征南大元帥、麻叔謀を先鋒、宇文成都を後詰として南陽討伐の兵を興す。