說岳全傳第40回 岳雲は番兵を殺し家族を守り、赤兎馬を贈り関鈴と義兄弟の契りを結ぶ (殺番兵岳雲保家屬 贈赤兔關鈴結義兄)
(詩:若き英気は遠く近くに知れ渡り、雲を凌ぐ意気は秋霜をも凌ぐと詠む。俊傑は生まれながらのもの、英豪には自ずから輝きがあると詠む)
哈迷蚩の策、岳飛の家族を狙う
- 軍師・哈迷蚩は、岳飛が湯陰に残した母・姚氏や妻子を人質に取り、投降させるか憂死させる計略を献策する。兀朮は薛礼花豹・張兆奴に兵五千を与え、勤王軍を装って湯陰へ密かに向かわせる。
岳雲、神夢で錘術を授かる
- 岳飛の長男・岳雲は十二歳にして文武に秀で、師をも凌ぐ才を見せる。ある日雨宿りした古廟で夢を見て、東平王の廟に祀られる張巡・雷万春・南霽雲の神霊から双錘の使い方を授かる。目覚めるとそこは実際に東平王廟であり、岳雲は廟の修復を誓う。
金兵、湯陰を襲うが岳雲が撃退
- 一年後、金の薛礼花豹・張兆奴が岳飛の家族を捕らえるべく湯陰に迫るが、十三歳になった岳雲が単身出撃し、両将を一撃のもとに討ち取り金兵を殲滅する。地方官・劉光世も駆けつけ加勢する。
岳雲、単身で牛頭山を目指す
- 岳雲は父の危機を知り、祖母の制止を振り切って単身牛頭山を目指すが、道を誤り山東の同名の山へ迷い込む。樵から本当の牛頭山(湖広)への近道を教わり、山道を急ぐ。
関鈴との出会いと義兄弟の契り
- 途中、少年・関鈴(梁山泊の関勝の子)と虎を巡るいたずらから馬を賭けて一騎討ちとなり、互角の勝負の末に正体を明かし合い、意気投合して義兄弟の契りを結ぶ。関鈴の伯父・陳葵の勧めで一夜を過ごし、関鈴から名馬・赤兎馬を贈られて旅立つ。
新たな落とし穴
- 意気揚々と牛頭山へ急ぐ岳雲だったが、道中で馬もろとも落とし穴に落ち、周囲から鉤縄が伸びてくる。