說岳全傳第39回 帥旗を祭るため奸臣は家畜を身代わりにし、華車を挑発した勇士は災いに遭う (祭帥旗奸臣代畜 挑華車勇士遭殃)
(詩:報いは早いか遅いかの違いだけで必ず訪れる、偽誓を立てた者は羊や豚に身を落とすと詠む)
王貴・牛皋、祭旗の生贄を取りに行く
- 岳飛は祭旗用の豚・羊を持ち帰るよう王貴・牛皋にそれぞれ命じる。二人は金軍陣から兵士を捕らえてそれぞれ「豚」「羊」と称して連れ帰り、互いに功を横取りしようとして小競り合いになる。
張邦昌・王鐸、因果応報の最期
- 兀朮も対抗して岳飛陣の兵を捕らえ祭旗に使おうとするが叶わず、代わりに武場でかつて「主君を欺けば豚羊に生まれ変わる」と誓った張邦昌・王鐸を生贄として斬り、皮肉にも自らの誓いを果たす結果となる。
高宗、拝将式で観戦
- 高宗は岳飛の陣で祭旗の儀を見届け、翌日の決戦を観覧することになる。
高寵、鉄華車に散る
- 兀朮との決戦で岳飛はいったん引くが、単独で追撃した若武者・高寵は兀朮の兜を弾き飛ばすほどの武勇を見せ、金陣深くまで暴れまわる。
- 糧秣を焼こうとした高寵は「鉄華車」という防御兵器に行く手を阻まれ、十一輛まで突き通すが、馬が疲労のあまり倒れ、押し寄せる車に押し潰されて壮絶な最期を遂げる。
遺体の奪還
- 兀朮は高寵の遺体を陣門に晒す。牛皋をはじめ諸将が決死の覚悟で駆けつけ、遺体を奪い返して牛頭山へ運ぶ。高宗は自らの衣冠を添えて手厚く弔うよう命じる。
哈迷蚩の新たな策
- 高寵の勇猛に衝撃を受けた兀朮に対し、軍師・哈迷蚩は岳飛を生け捕り、あるいは死に追いやる新たな計略を示唆する。