說岳全傳第32回 牛皋は酔いに任せ番兵を破り、金節は虎の夢を見て婚姻がかなう (牛皋酒醉破番兵 金節夢虎諧婚匹)
(詞:美酒に酔った勇士が番兵を打ち破る痛快さと、夢に見た虎が良縁を結ぶ吉兆を詠む〈調・殿前歓〉)
汜水関の功を牛皋に譲る
- 牛皋は汜水関奪還の功を余化龍・楊虎から譲られるが正直に岳飛へ経緯を報告する。岳飛は二人の功を功績簿に記す。
藕塘関で総兵・金節と衝突
- 藕塘関に先着した牛皋は横柄な態度で総兵・金節を叱りつけ、酒宴を要求する。金節は牛皋を通じ、岳飛が質素な食事を好むと聞き感心する。
泥酔のまま金兵を撃退
- 金兵来襲の報を聞いても牛皋は動じず、泥酔したまま出陣。番将・斬着摩利之が油断して近づいたところへ酒を吐きかけ、隙をついて一撃で討ち取り、大勝する。
金節、夢占いで牛皋を義弟に
- 金節の妻とその妹・戚賽玉がそれぞれ黒虎の夢を見たことから、金節は牛皋を妻の妹の婿にと考える。牛皋は式の場から一度逃げ出すが、岳飛が到着し「夫婦は人の大倫」と諭して縁組を後押しし、無事祝言が調う。
- 岳飛はこれを機に「臨陣招親」の禁を解き、以後は将兵の婚姻を自由にする方針を示す。
山東の劉猊、非道を働く
- 山東の魯王・劉豫の次子・劉猊は横暴を極め、鷹狩りの最中に些細なことから孟家荘の下男を殺害し、さらに抗議に出た老主人・孟太公にも馬で突っかかり大怪我を負わせる。