說岳全傳第33回 劉魯王は子をほしいままにさせ凶行を働き、孟邦傑は災いを逃れ友に出会う (劉魯王縱子行兇 孟邦傑逃災遇友)
(詩:子を放縦にさせた報いで父が禍を招き、老親は命を落とすが、逃れた子はやがて頭角を現すと詠む)
孟太公の死と劉猊への復讐
- 劉猊の馬に突き飛ばされた孟太公は頭を強打し、息子・孟邦傑に敵討ちを言い残して息絶える。
- 孟邦傑は駆けつけた劉猊の家将たちを両刃の斧で多数斬り殺すが、劉猊本人は逃げ延びる。
劉豫の暴虐と長男・劉麟の諫死
- 劉猊から歪めた報告を受けた劉豫は激怒し孟家荘の皆殺しを命じる。長男・劉麟は「父子ともに売国奴と罵られる」と諫めるが聞き入れられず、絶望して城壁から身を投げて死ぬ。劉猊は孟家荘を焼き払う。
孟邦傑、臥牛山の豪傑と合流
- 逃亡した孟邦傑は誤って盗んだ馬が縁で山賊に捕らえられ、危うく殺されかけるが、旧知の錦袍将軍・岳真に救われる。臥牛山には岳真のほか呼天保・呼天慶・徐慶・金彪の四人の豪傑がおり、孟邦傑の事情を聞いて共に岳飛への帰順を決める。
牛皋・吉青、密偵を捕らえる
- 藕塘関で牛皋・吉青が祖先供養の最中、金国の密偵・忽耳迷を偶然捕らえる。岳飛は酔ったふりをして密偵を味方の「張保」と誤認したふりを装い、劉豫との密通を疑わせる偽の書状を仕込んで山東へ「送り返す」計略を仕掛ける。
- 兀朮はこの偽書を信じて劉豫一族を粛清させてしまう(実際には劉豫はすでに孟邦傑の件で命を落としている)。
臥牛山の六豪傑、岳飛に帰順
- 岳真・孟邦傑・呼天保・呼天慶・徐慶・金彪の六人が藕塘関に至り岳飛に投降を申し出る。岳飛は劉豫父子の顛末を伝え、孟邦傑の仇討ちの願いに理解を示す。
金軍、藕塘関へ再攻勢
- 金の大太子・粘罕が十万の兵で藕塘関に迫る。岳飛は周青・趙雲・梁興・吉青の四将を四方に伏せ、自らは中央を固める。粘罕は先の敗戦を教訓に、陣に落とし穴と伏兵を仕込み、身代わりを立てて夜襲に備える。