說岳全傳第八回 岳飛は婚姻を成し故郷に帰り、洪先は盗賊を集め荷物を奪う (岳飛完姻歸故土 洪先糾盜劫行裝)
(詩:花婿となり故郷へ帰る喜びに、思わぬ小人の企みが襲うことを嘆く)
急な婚礼
- 李県主(岳父)は、自分に後継ぎがなく娘の世話を岳母に頼みたいとして、岳飛の帰宗と同時にすぐ婚礼を挙げたいと言い出す。岳飛は準備不足を理由に延期を願うが、李県主は聞き入れず、翌日を婚礼の日と決める。
- 王員外は自邸の空き部屋を新居として提供し、婚礼の支度が整えられる。李県主は嫁入り道具を運ばせ、娘を送り届け、岳飛と婚礼を挙げさせる。祝宴の後、李県主は公務を理由に先に帰る。
湯陰県への引っ越し
- 岳飛らは礼を述べて出発の準備を整え、王・張・湯・李の各家、そして牛皋母子を合わせ百余人、車百余台の大所帯で湯陰県へ向かう。
野猫村の廃廟と洪先の襲撃
- 道中、日が暮れ宿場に着けず、荒れ果てた土地廟に一泊することになる。岳飛は湯懐・張顕・王貴・牛皋にそれぞれ四方の警備を命じ、自らは正門を守る。
- 牛皋は油断して見張りを怠るが、深夜、火の手と共に襲撃者が押し寄せる。正体は、岳飛との比武で敗れ免職された元中軍官・洪先とその一党で、二人の息子(洪文・洪武)も伴い復讐に来ていた。
- 牛皋・王貴が真っ先に応戦し、賊を次々と討ち取る。岳飛が争いを収めようとするうちに湯懐・張顕も加わり、洪先父子三人はすべて討ち取られる。
- 事後処理として、牛皋の提案で死体を廟に積み上げ、火を放って焼き払い、証拠を消して一行は出発する。
湯陰県到着
- 相州湯陰県に着き、知県・徐仁に挨拶する。徐仁は都院・劉公の指示で岳家旧地に新居を用意していたことを伝え、一行はそこに落ち着く。母・姚氏は昔の栄華を思い出し涙するが、岳飛が慰める。
- 翌日、岳飛ら五人は都院・劉公に拝謝する。劉公は東京への出立を前に、汴京の宗留守(護国大元帥)への紹介状と路銀五十両を岳飛に授け、便宜を図るよう頼んでおいたと告げる。
東京へ出発
- 五人は諸員外・家族に別れを告げ、東京汴京へ向かう。道中、岳飛は京の作法を守るよう兄弟たちを戒める。
- 南薫門を過ぎたところで、見覚えのある人物が追いついてきて岳飛に呼びかける。