洪秀全演義第八回 馮雲山夜貴県へ走り、洪秀全金田に起義す (馮雲山夜走貴縣 洪秀全起義金田)

譚紹洸との和解成立

  • 譚紹洸は馮雲山に伴われ黄文金を訪問、旧怨を水に流して和解する。雲山は保良会の連合を説き、紹洸も賛同する。

酒宴と憂国の詩

  • 黄文金は紹洸をもてなす酒宴を開き、洪仁発ら一同も加わる。酒が進むうちに黄文金・洪秀全がそれぞれ即興の歌を詠み、腐敗した朝廷と民の困窮を嘆く(詩:荒廃した山河と民の苦しみを憂え、いつか英雄が起つ日を待つという内容)。
  • 一同感傷に浸るが、馮雲山が励まし、宴はお開きとなる。

保良会の拡大

  • 近隣の保良会は次々と黄文金・譚紹洸に呼応し、秀全を首領と仰ぐようになる。馮雲山は好機と見て、秀全の名を広め、官憲の追及を誘って挙兵の口実とする策を秀全に進言する。
  • 八月一日を挙兵の期と定め、雲山は貴県を経て羅大綱と合流し永安州攻略を進めることに。

馮雲山、貴県で危機一髪

  • 貴県で雲山は保釈された秦日綱と再会し、教会で密談するが、桂平で秀全を密告した張秀才と鉢合わせし危険を察知。
  • 二人は雲山がかつて家庭教師を務めた黄家の当主・黄広韶の家に匿われる。折しも官兵が教会を捜索する騒ぎが起こる。
  • 黄広韶は事情を察して協力を申し出、城門を守る知人を頼って夜のうちに二人を城外へ逃す。

金田襲撃計画発覚

  • 秀全の名声が広がり、平南県令・馬兆周が手勢を率いて黄文金邸に踏み込み、文金を捕らえようとする。
  • 保良会の信徒たちが激高して官兵を打ち払い、五名を討ち取る。馬兆周は逃げ帰り、鬱林州知府・白炳文に急報。
  • 白炳文は都司田成勲・馬兆周の兵を含む計千名を動員し、金田討伐に向かう。

秀全の決起演説と迎撃準備

  • 秀全は保良会員を前に、官憲の横暴から身を守るため決起せざるを得ないと説き、満場の支持を得る。
  • 二千人が集結、精鋭千人を選抜して五隊に編成。譚紹洸を先発させ、黄文金・胡以晃・韋昌輝をそれぞれ伏兵として配置し、秀全・仁発は村中に潜んで官軍を待ち受ける。