金史卷七十 列傳第八 實圖美
實圖美と子察遜・實實・思敬
- 実図美は漢字で神徒門とも記す扎蘭路完顔部の長で、始祖の弟博和哩の四世孫。景祖の代に断絶していた宗系を回復し、以後世祖と厚誼を結んだ。世祖に反する諸部の攻撃を弟阿索美とともに撃退し(阿索美は戦死)、諸部を招諭して世祖に帰属させ、烏春・烏木罕・通恩討伐にも従軍した。太祖伐遼にも本部兵を率いて従い西京攻略などで功を挙げ、金牌を賜った。子察遜は太祖の妃の妹を娶り、太宗の西征にも従軍、黄龍府の叛乱鎮定にも参加した。六十一歳で卒し、正隆二年金源郡王を追封された。子は実実・思敬。