魏鄭公諫錄太宗、苑西楼に行幸し葬送を観る(太宗幸苑西樓觀𦵏)
- 魏徴の葬送の日、京官の文武九品以上および計吏に開遠門外までの見送りを命じ、太宗自らも苑西楼に登って哭礼を尽くし、晋王に勅を宣べさせて祭らせた。
- 太宗は見送りの詩を作り、閶闔から金鞍を連ね上林苑から玉輦を移す様、新たな別れの悲しみ、河橋での餞ではない趣、悲しみに沈む雲、笳の音の断続、旌旗の翻る様などを詠み、「もう昔のように語り合う人はいない」と結んだ。
- なお思いが尽きなかった太宗は凌煙閣に登って魏徴の肖像画を眺め、さらに七言詩を作って霊座に送った。詩は「勁い篠竹が霜に遭って折れるように、台星(賢臣を象徴する星)が位を失い良臣を喪った、ただ涙を拭って雲台の上に空しく面影を見るばかりで、もう本人はいない」という趣旨であった。