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魏鄭公諫錄
殿材を賜い堂を起てさせる(賜殿材為起堂)
魏徴の邸宅には正堂がなく、太宗はかねてより造営しようとしていたが魏徴は謙譲して受けなかった。
魏徴の病が重いことを案じた太宗は、小殿の材木を用いて堂を五日で造らせ、あわせて中使を遣わして素屏風・素褥・几案・牀などを賜った。
魏徴が謝意の上表を送ると、太宗は手詔で「お前の書を見て平生とは違う憂いの深さを感じ、心を痛めた。お前が民を救い治道を広めてくれればそれで良いのであって、朕一人のためではないのだから、わざわざ礼を言う必要はない」と返した。
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