魏鄭公諫錄止足の分を論じる(論止足之分)

  • 魏徴はたびたび「止足の分」(進退の分限をわきまえること)を論じたが、太宗はこれを認めなかった。
  • 魏徴は、群臣に任を委ねた後は長らく務めた者には引退を許し、その職を交代させていくことで、その能否を見極める機会にもなり、一人に任を独占させているとの謗りも避けられ、善人が進みやすくなり廉譲の気風を長く保てると述べ、これを今実行すれば将来にわたって長く手本となる制度になると論じた。
  • 太宗は、卿の言うことはもっともだが、論者の間にはなお異論もあるので、都に戻ってから改めて議論しようと答えた。