魏鄭公諫錄権貴が公を憎む(權貴疾公)
- 権貴たちが魏徴を妬み、たびたび太宗に、魏徴の諫言はしつこく食い下がって聞き入れられるまで止まないのは、陛下を幼い君主と侮って年長の君主のようには扱っていないからだと讒言した。
- 太宗は、自分は若い頃学問を好まず弓馬のみを好み、挙兵の際には大功を立てたが、王に封じられてからは政道に心を留めなかったこと、しかし太子として東宮に入ってからは天下を安んじ自らを律して政を行おうと志し、魏徴と王珪が礼と道をもって導いてくれたおかげで、無理にでもその教えに従ううちに大いに益を得て太平をもたらすに至ったのだと述べ、これらはすべて魏徴らの功であるからこそ特に礼遇し、事あるごとに意見を聞き入れているのであって、私情によるものではないと答え、讒言した者は恥じ入って口をつぐんだ。