魏鄭公諫錄無事の折に公らと飲むことを答える(對無事與公等飲)
- 太上皇が両儀殿に行幸し群臣が拝謁した後、西宮に戻る太上皇に太宗も大安宮まで従った。その帰途、太宗は長孫無忌らに、今天下無事で太上皇に侍り公らと宴を共にするのは至楽であるが、もし自分が公らと政事を忘れてただ歓宴するだけであれば常安の道ではないだろうと語った。
- 魏徴は、陛下が酣宴の後も庶政を忘れないのは、古の堯舜禹湯が太平を実現した所以の道であると答えた。太宗はさらに、古の人君は廊廟に処り逸楽に居ながら、臣下が一つ事を誤ればたちまち前功を棄て解任・黜放するほど急激であったと述べた。
- 魏徴は、人君が一臣に怒りを発して刑罰を行おうとする時、その旧功を思う者は稀であり、陛下が今このような徳音を発せられたことは臣らにとって幸いであると答えた。