魏鄭公諫錄百姓が仏を信ずるに似ることを答える(對百姓大似信佛)

  • 太宗は長孫無忌らに、外の百姓は自分が仏を篤く信じているかのように思っており、上書する者は毎日十人の大徳僧を高官とともに宮中に入れて自分に礼拝させようとするが、これは道士が唆して上書させているのだろうと語った。
  • 魏徴は、仏法はもともと清浄を尊び浮ついた争いを退けることを旨とし、道俗の事は本来異なるものだと答えた。かつて釈道安が名声高かった時代、符永固は彼と車を同じくしようとしたが権翼はこれを不可とし、また釈恵琳は才俊であったが宋の文帝が殿上に昇らせようとした際、顔延之は三台の位を刑余の人(去勢された者=僧を指す)に居らせてよいのかと諫めた故事を挙げ、陛下が仏教を崇めたいとしても、日々道士や僧に会う必要はないと述べた。