魏鄭公諫錄人の身に病なきに仮託して答える(對人身假令無病)
- 太宗は、人の身体は病気がなくても疥癬のような小さな悪しき箇所は免れないものであり、人を用いるにも完璧を求めるのは実に難しいと述べた。
- 魏徴は、古来政治は大局を挙げることを旨とし、堯舜の時代とて悪がまったくなかったわけではなく悪をなす者が少なかっただけであり、桀紂の代も善がまったくなかったわけではなく悪をなす者が多かっただけだと答えた。百尺の大木にも一つの枝節がないことはあり得ないように、今の官人が職にあってまったく過ちを犯さないことはあり得ないが、罪を犯す者が少なければそれこそが大いなる徳化なのだと述べた。