魏鄭公諫錄暁方に一星があったことに答える(對向曉後有一星)

  • 太宗は李靖らに、今朝明け方に東の方角に星が一つ現れたが、以前見えていたものは昏の頃に没するはずだったのに、なぜまたこの星が見えるのかと尋ね、これを「箒星」ではないかと述べた。
  • 魏徴は、典籍には長星・孛星・彗星の別があり、長星はその形が極めて長く、孛星は小さく短く、彗星は箒のような形をしているとし、今人が「箒」と呼ぶものは彗星であると答えた。
  • 魏徴はさらに、古の帝王で災異のなかった者はいないが、徳を修めればそれで災異は自ずと消えるものであり、陛下は天変があったことでかえって戒め慎み、繰り返し思案して深く自らを責めておられるので、この天変があっても必ず災いとはならないと述べた。