魏鄭公諫錄侍臣に諫争が全くないと答える(對侍臣全無諌爭)
- 太宗は孫伏伽に、諫議大夫となった以上は可なることを進言し不可なることを退けねばならないと述べ、また侍臣一同には、近頃まったく諫争がないと指摘した。
- 魏徴は、斉の景公が矢を射て的に中てられなかったのに左右の者が皆称賛したという故事を引いた。景公は「晏子が死んでから自分の過ちを聞かなくなった」と嘆き、弦章は「上の好むところに下は必ず従うものだ、君が正直な諫言を忠と認めれば、人は皆晏子のようになる」と答えたという。
- 魏徴は、陛下が常に忠諫の士を称え顕彰されているのだから、進言や諫止が必要な事があれば、誰も忠義を尽くさぬ者はいないと結んだ。