魏鄭公諫錄房玄齢らを責めることを諫める(諫責房𤣥齡等)
- 房玄齡・髙士廉が、少府少監竇徳素に「北門に近ごろ何の造営があるか」と尋ね、徳素がこれを太宗に報告した。太宗は大いに怒り、房玄齡らに「お前たちは南牙のことだけを知っていればよい、北門のささやかな造営など、なぜお前たちが関わることなのか」と責め、房玄齡らは謝罪した。
- 魏徴は、陛下がなぜ咎めたのか、また房玄齡らがなぜ謝罪したのか、いずれも理解できないと述べた。房玄齡らは大臣であり陛下の股肱耳目であるから、どのような造営であれ知らないでは済まされず、それを尋ねたことを咎めるのは道理に合わないと諫めた。
- 魏徴は、事の利害・費やす労役の多少について、陛下のなさることが正しければ助けて成し遂げ、正しくなければ奏して止めさせるのが、君が臣を使い臣が君に事える道であると説き、房玄齡らが尋ねただけで何の落ち度もないのに陛下がこれを咎め、房玄齡らも自分の分をわきまえずただ謝罪しただけであることが、いずれも理解できないと重ねて述べた。
- 太宗は深く恥じ入った。