魏鄭公諫錄張士貴の監禁を諫める(諫禁張士貴)

  • 太宗は教習が整わなかったことを理由に、大將軍張士貴を遣わして中郎將らに杖を科させたが、士貴が杖刑を軽くしたとして官吏の弾劾を受けた。
  • 魏徴は、教習が整わなかったのは司の責任として重く咎めるべきだが、将軍の職は爪牙として腹心の任にあり、その誠意を頼みとするものであって、杖の執行にわずかな不揃いがあったからといって将軍自身の罪とは言えないと諫めた。将軍に自ら杖を執らせること自体すでに後世の法とすべきではなく、その上さらに杖が軽いという理由で咎めれば、いっそう人心を驚かせ、たとえ私情による手加減が判明したとしても、聖徳を損なう恐れがあると説いた。
  • 太宗は大いに笑い、直ちに張士貴を釈放させた。