魏鄭公諫錄国家が珠を愛好することを諫める(諫國家愛珠)

  • 奚・契丹地方から戻った使者が、その土地では肉珠(真珠の一種)が珍重され、数百粒の珠で馬一頭と交換されるほどだと報告した。太宗がその理由を問うと、使者は「珠を糸で通して首や体に飾るためだ」と答え、太宗はこれを笑った。
  • 魏徴は、西域の商人が良質の珠を得るために身を切り皮膚の中に隠して持ち運ぶほど珍重する風習を例に挙げ、人にはそれぞれ執着があって笑われるものだが、我が国も今日この珠を過度に重んじていると諫めた。
  • 太宗は「魏徴は私を商人のようだと言うのか」と応じつつ、以前林邑の使者が毎朝香を身体に塗るのを笑ったことを引き合いに、自分が珠を重んじるのもそれと同じであり、見識ある者に笑われるだろうと自省した。