魏鄭公諫錄祖孝孫に科罪することを諫める(諫科祖孝孫罪)

  • 太宗は側近に、音楽に通じた祖孝孫が教える楽曲の音律に乱れが多いのは修練が至らないためではないかと言い、担当官に処罰を検討させようとした。
  • 魏徴は、太宗が平素音楽を好まないのに急に女楽を教えさせ、その差異をもって祖孝孫を咎めれば天下が驚き怪しむだろうと諫めた。太宗は「お前たちは腹心のはずなのに、なぜ公正を欠いて祖孝孫の肩を持つのか」と怒り、温彦博は謝罪したが、魏徴と王珪はなお進み出て、私情ではなく直言こそ職務であると述べ、太宗の叱責に承服しなかった。
  • 太宗が怒りを収めない中、魏徴は「祖孝孫の学識・人柄は白明達に劣らず、平素の待遇も同様に厚かったはずなのに、今回の一言だけで祖孝孫を疑い白明達を信じるのでは、群臣が陛下の真意を疑うことになる」と述べ、太宗の怒りはようやく解けた。