繹史虫魚(蟲魚)
虫の名称
- (説文・爾雅より)虫の字義(蝮の類を象る)と、有足のものを蟲、無足のものを豸と呼ぶことを記す。
- (方言より)蝉・蟋蟀(蜻蛚)・螳螂・蟻(蚍蜉)・蜘蛛(鼅鼄)・蜂など、地域(斉・楚・秦・燕など)によって呼称が異なることを詳しく列挙する。
- (爾雅より)蝗の類(蛗螽・草螽など)、螳螂の異称、蟻の種類(大蟻・小蟻・飛蟻)、蚕の種類(桑繭・栗繭など、餌とする木によって異なる呼称)、稲の害虫(螟・蟘・蟊など、加害部位によって呼称が異なる)を列挙する。
魚・水生生物の名称
- (説文より)蛟龍について、池魚が三千六百匹を超えるとその長となって魚を率いる伝承を記す。
- (爾雅より)鯤(魚の子)、科斗(オタマジャクシ)、蛙・蟾蜍の類、蚌・蜃など貝類、蠑螈・蜥蜴・守宮(地域による多数の異称、方言)、魚の各部位(枕・腸・尾)の異称、鼈・能(すっぽん・亀の類の三本足のもの)などを列挙する。