隋唐演義第六十九回 馬賓王は美酒で足を洗い、隋の蕭后は夜宴で灯を観る (馬賓王香醪濯足 隋蕭后夜宴觀燈)
武媚娘の出自
武媚娘(武士彟の娘)の出自と幼少期が語られる。聡明で大胆な性格の彼女は宮中に入り才人となり、太宗の寵愛を一身に集めるようになった。
太子廃立の騒動
皇太子承乾は素行が悪く、弟の魏王泰との間で暗闘が生じる。承乾は謀反を企てて廃され、太宗は魏王泰を立てようとするが、褚遂良らの諫言により、結局は晋王李治(後の高宗)が皇太子に立てられた。
馬周の登用
貧しく不遇だった学者・馬周が、酒に酔って豪快な振る舞いを見せた末に中郎将常何に見出され、代作した意見書が太宗の目に留まり、抜擢されて出世する逸話が語られる。
太宗、蕭后と再会
太宗は宮中で鞦韆(ブランコ)遊びに興じる蕭后を偶然見かけ、その若々しい姿に心惹かれる。蕭后は清明節の墓参りの願いを申し出て許され、その夜、太宗の宮で灯籠見物の宴に招かれる。蕭后は隋の煬帝の豪奢な灯火の故事を語りつつ、婉曲に太宗を諫める。太宗は武才人と蕭后の双方に興味を抱き、二人を寝室に誘う。
評語
本回には評語は付されていない。