隋唐演義第六十八回 志を遂げ怨みを抱いた女は宮を出て、前世の盟いは冥界で決着がつく (成後志怨女出宮  證前盟陰司定案)

長安帰還と論功

羅成は長安に戻り秦叔宝邸で母の祝いを届け、北方遠征と蕭后一行の顛末を報告する。蕭后・竇線娘・花又蘭らは長安で歓待を受け、太宗にも謁見する。

太宗の治世と尉遅敬徳の乱行

太上皇李淵を招いた宴で、突厥の頡利可汗に舞を舞わせるなど四海統一を祝う場面がある。尉遅敬徳が席次に怒り任城王李道宗を殴打する事件が起き、太宗は厳しく戒めるが、敬徳の武功を惜しんで許した。

太上皇崩御、長孫皇后の後宮改革

貞観九年、太上皇が崩御。太宗は長孫皇后と語らい、老いた宮女三千余人を家族のもとへ帰す大がかりな解放を行い、民間で評判となる。この中で放たれた夭夭・小鶯の二人は、宦官の仲介で錦衣衛の韋元貞のもとへ嫁ぐことになった。

長孫皇后の崩御と太宗の哀悼

貞観十年、長孫皇后が病に倒れ、房玄齢の重用や倹約を遺言して崩御。太宗は深く悲しみ、昭陵に手厚く葬った。

太宗、冥府を訪れる

太宗は病に倒れ危篤となるが、魏徴が冥府の判官・崔珏(生前の知人)に書状を送って取り計らいを頼む。太宗の魂は冥府に至り、崔珏の案内で建成・元吉の怨霊、宇文化及・宇文智及・王世充が畜生道に堕ちた様、朱貴児ら忠烈の女性たちが転生を待つ様子などを見る。十王の裁定により、太宗の寿命が延長されていたことが判明し、崔珏・朱太尉に送られて現世に戻る。

道中、枉死城で行き場のない亡霊たちに尉遅敬徳の冥銭を借りて施し、無事に橋を渡ろうとしたところで目覚める。太宗は隠霊山の唐三蔵と竇巨徳(竇建德)を召そうとするが、竇巨徳は既に遷化していた。太宗は尉遅恭に借りた冥銭を返し、後宮の老いた宮女や張・尹二妃も追加で放免し、新たに若い女性を選んで武媚娘(後の則天武后)を才人として迎え入れた。

評語

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