隋唐演義第四十四回 寧夫人は道中で陥穽を脱し、羅士信は闇夜に仇を報いる (寧夫人路途脫陷  羅士信黑夜報仇)

周郡丞の策略

新任の齊州郡丞・周至は、秦叔宝の家族を拘引せよとの朝命を受けるが、羅士信の勢いに押されて実行できずにいる。悪知恵の働く書吏・計成の献策で、周郡丞は羅士信を酒宴に招いて薬入りの酒で眠らせ、羅士信と秦母・張氏・秦懐玉を捕縛して護送する。

羅士信の脱出と救援

護送の途中で目覚めた羅士信は怪力で檻を破壊し、役人たちを追い散らす。そこへ賈潤甫・単全が救援に駆けつけ、追手の官兵も蹴散らして秦母一行を無事に保護する。一行は程知節・尤俊達の山寨(豆子坑)に身を寄せる。

羅士信の復讐

屈辱に耐えかねた羅士信は夜半に単身城内へ戻り、密告した書吏・計成と周郡丞をそれぞれ斬り殺し、周郡丞の蓄えていた銀子を奪って逃げる。その帰路、貧しい村を通りかかり、奪った銀子を困窮する村人たちに分け与える。

連明との再会と首級の始末

帰る途中で首級を落としてしまった羅士信は、瓦崗から糧草を運ぶ連明・単雄信らの一行と偶然出会う。単雄信は、見つかった二つの首級を打ち捨てず丁重に埋葬させる。