隋唐演義第四十一回 李玄邃は窮途にあって伴侶を定め、秦叔宝は陥穽を脱して栄えて帰る (李玄邃窮途定偶  秦叔寶脫陷榮歸)

太平荘での縁談

瓦崗を目指す李玄邃・王伯当・邴元真は、道中の農家で食事を借りる。主の王翁とその甥・王当仁と親しくなり、王翁は李玄邃に娘の雪児を娶わせたいと申し出る。玄邃は身の上を理由に固辞するが、王翁の熱心さに折れ、玉環を交換して婚約を結ぶ。王当仁も後日瓦崗に合流すると約束し、一行は旅を続ける。

秦叔宝の高麗遠征と危機

一方、来護児の先鋒として高麗に出征していた秦叔宝は、浿水を渡り平壌に迫って戦功を挙げる。しかし宇文述の子・化及兄弟はかつて自分たちの悪事を暴かれた恨みから叔宝を陥れようと画策し、宇文述は叔宝を「敵将から兜を受け取り敵を逃がした」との濡れ衣で処刑しようとする。危機一髪のところで来護児が駆けつけて叔宝を救い、宇文述を厳しく問い詰める。

隋軍の敗退と秦叔宝の帰郷

高麗の乙支文徳の詐降策により宇文述・于仲文の軍は薩水で大敗を喫し、多くの将が戦死する。秦叔宝の部隊だけは無事に撤退し、来護児の勧めにもかかわらず功名を望まぬ叔宝は帰郷を願い出て、齊州の折衝都尉に任じられて栄えある帰郷を果たす。羅士信も校尉に任じられ、共に地方の賊を鎮圧し、名声を高める。

瓦崗への使者

瓦崗では、李玄邃が単雄信を仲間に誘うため潞州へ向かったことを知った徐懋功が、単雄信の不在中に危険が及ぶことを懸念し、王当仁・李如珪・齊国遠を潞州の二賢荘へ急派することにする。