隋唐演義第三十九回 陳・隋両主は幽情を語り、張尹の二妃は重ねて貶謫される (陳隋兩主說幽情  張尹二妃重貶謫)

楊義臣の更迭と竇建德の再興

孫安祖の賄賂工作が功を奏し、楊義臣は朝命により罷免される。竇建德は勢力を立て直し、一万余の兵を擁するまでになり、娘を潞州から呼び寄せ、単雄信にも合流を促す。

陳後主との夢の邂逅

広陵行きの宮女選びに疲れた煬帝は、朱貴兒・袁寶兒を伴い北海に舟を出す。夕暮れ、亡き陳後主が幻のように現れ、旧交を温める。後主は張麗華を伴っており、煬帝の求めで麗華は「玉樹後庭花」を歌い舞う。煬帝が戯れに詠んだ詩に麗華が気分を害し、後主との間で諍いとなり、麗華に泥水を浴びせられたところで目が覚める。

出航への準備

夢から覚めた煬帝は動揺しつつも旅支度を進め、殿脚女千名が選び終わったとの報告を受ける。高麗遠征の名目で二十四総管軍を編成し、天子自ら出陣する形を整える。秦叔宝も来護兒の命で先発し、鴨緑江方面に兵を伏せる策を進める。

張・尹二妃の追放

広陵に同行する宮女選びに際し、選から漏れた宮女たちが不満を訴える背景に、年配の張・尹二妃の讒言があったと知った煬帝は激怒し、二人を含む四百余名の宮女を太原の晋陽宮へ追いやる。宮女たちは当初嘆くが、聡明な張夫人の説得で気を取り直し、一月かけて晋陽宮へ移される。