隋唐演義第三十八回 楊義臣は出師して賊を破り、王伯当は計を施して交わりを全うする (楊義臣出師破賊 王伯當施計全交)
龍舟の牽引法と義軍の急報
煬帝は龍舟を引かせる殿脚女の力不足を蕭后と相談し、羊を加えて牽引させる案を採用する。折しも孫安祖・竇建德が高雞泊で挙兵し涿郡通守を殺害したとの急報が届き、煬帝は激怒する。袁紫煙の推挙で、その伯父にあたる楊義臣が行軍都総管に任じられ、河北方面の討伐に向かう。
楊義臣の勝利
楊義臣は張金稱・高士達の軍を巧みな伏兵戦術で撃破し、両将は討ち死にする。竇建德・孫安祖はわずかな兵で饒陽城を奪って立て籠もる。
賄賂による楊義臣の更迭
竇建德の策で、孫安祖が朝廷の権臣に賄賂を贈り楊義臣を更迭させようと京へ向かう。楊義臣はその後、朝命により罷免され、隠棲することとなり、竇建德は再び勢力を盛り返す。
孫安祖と王伯当の邂逅
京からの帰路、孫安祖は宿場で王伯当と偶然出会う。伯当は義兄弟の李密(玄邃)が楊玄感の乱に連座して捕らえられ、護送されている最中だと明かし、二人は救出の機会をうかがう。
護送隊からの脱出
同じ宿に李密ら四人の囚人が護送されてくる。伯当と孫安祖は綢の商いを装って護送の役人・護送兵らに近づき、酒に痺れ薬を盛って眠らせ、李密・邴元真・韋福嗣・楊積善を救出する。四人はそれぞれ別ルートで逃げ、最終的に李密・王伯当・邴元真の三人が瓦崗を目指して旅を続ける。