隋唐演義第二十回 皇后は宮娥を装って歓を貪り寵を博し、権臣は怪談を語り陰でその死を報せる (皇后假宮娥貪歡博寵 權臣說鬼話陰報身亡)
蕭皇后の嫉妬と宣華夫人の退去
- 即位した煬帝は宣華夫人に溺れ、蕭皇后の嫉妬を買う。皇后に迫られた煬帝はやむなく宣華夫人を仙都宮へ移すが、未練を断ち切れず苦しむ。
宣華夫人の死と蕭皇后の計略
- 蕭皇后は歌の贈答を仲立ちして宣華夫人を宮中に呼び戻させるが、まもなく夫人は病没する。悲嘆に暮れる煬帝を見た皇后は、後宮から美女を選ばせるが気に入らず、自ら宮女に変装して煬帝を驚かせ、その場を取り繕う機知を見せる。
- 蕭皇后は「天下から美女を選べばよい」と提案し、まず楊素の本心を探るため御苑の観蘭・魚釣りの宴に招く。
楊素との確執と怪死
- 宴席で煬帝と楊素が魚釣りを競うが、楊素は驕慢な態度を隠さず煬帝の不興を買う。蕭皇后の諫めで殺意は抑えられるものの、両者の間には深い溝が残る。
- 宴の帰り道、楊素は亡き宣華夫人の亡霊、さらに文帝の亡霊に祟られる幻を見て倒れ、まもなく息を引き取る。煬帝は「目の上の瘤が消えた」と喜ぶ。
美女狩りと洛陽造営
- 楊素の死後、煬帝は宦官十人を各地に派遣して美女を選ばせる一方、洛陽に離宮「顕仁宮」を造営することを決め、宇文愷・封徳彝に工事を命じる。諸州県に費用を割り当て、天下は騒然となっていく。