隋書卷四十六 列傳第十一 楊异
生涯
- 楊异、字は文殊、弘農華陰の人。祖の鈞は魏の司空、父の儉は侍中。异は容儀に優れ深沈な器量を持ち、九歳で父を失い喪に哀毀甚だしく、免喪後は慶弔を絶ち閉戸読書、数年で書記に博通した。周閔帝の時、寧都太守として能名あり昌楽県子に封ぜられ、軍功により侯に進んだ。
- 高祖の丞相時代に済州事を行い、受禅後は宗正少卿・上開府。蜀王秀の益州鎮守に際し綱紀の選抜で益州総管長史となり銭二十万・縑三百匹・馬五十匹を賜られ、西南道行台兵部尚書、宗正少卿を経て刑部尚書に擢られ、吳州総管で能名あり。晋王広の揚州鎮守時は毎年一度会見して得失を評論する役を詔された。数年後、六十二歳で官に卒。子の虔遜。