前漢紀前漢孝昭皇帝紀 始元元年 前86年

  • 春二月、黄鵠が建章宮の太液池に降りた。公卿が長寿を祝い、諸侯王・列侯・宗室に差をつけて金銭を賜った。
  • 巳亥、帝が鉤盾の弄田で耕作の儀を行った。燕王・広陵王・鄂邑長公主にそれぞれ一万三千戸を加増した。
  • 夏、太后のために雲陵に園廟を建てた。益州の廉頭・姑繒・牂柯の談指・同並など二十四邑がそろって反乱。水衡都尉呂破胡を遣わし、吏民を募り犍為・蜀郡の奔命の兵を動員して益州を撃ち、大いに破った。
  • 担当官の請いにより、河内を冀州に、河東を并州に所属替えした。
  • 秋七月、天下に恩赦し、民百戸ごとに牛と酒を賜った。大雨で渭橋が流された。
  • 八月、斉の孝王の孫劉沢が謀反を企て青州刺史雋不疑を殺そうとしたが発覚し、一味は処刑された。雋不疑は京兆尹に昇進し銭百万を賜った。
  • 金日磾は輔政一年余で重病となった。霍光の奏上により病床のまま封じられ印綬を授かったが、翌日に薨じた。葬具と墓地を賜り、軽車と武装兵の軍列で茂陵まで送られ、敬侯と諡された。
  • 閏月、元廷尉の王平ら五人に節を持たせて郡国を巡回させ、賢良を推挙させ、民の苦しみや冤罪・失職の実情を調べさせた。
  • 冬、氷が張らなかった。