楊家將演義第四十七回 束天神が宋将と大戦し、百花女が張達を錘で打つ (束天神大戰宋將 百花女錘打張達)
劉閔の戦死と宗保自ら出陣
劉閔は束天神に挑むが、またも妖法の幻兵に翻弄されて討ち取られ、宋軍は大敗した。怒った宗保は自ら呼延顕・呼延達を率いて出陣。宗保は汪文を一槍で刺殺し、兄の仇を討とうとした汪虎も矢で射倒す活躍を見せるが、束天神が再び妖法を用いて暴風と幻の魔兵を呼び、宋軍は総崩れとなった。呼延達は捕らえられ、殷奇のもとへ檻送された。
西番の増援策
束天神の献策で殷奇は李穆王に増援を要請。右丞・胡夭張の策により、和親を条件に森羅国・黒水国へ援軍を求め、あわせて三太子にも増兵させることとなった。森羅国王・孟天能は太子・孟辛(長女の百花公主も同行)に四万の兵を、黒水国は大将・白聖将に三万の兵を授け、祁州へ向かわせた。三太子も四万の兵を率いて西番から出発した。
宋軍、森羅・黒水連合軍に敗北
宗保は呼延顕・張達に二万の兵を与え迎撃させたが、森羅の孟辛・百花公主、黒水の白聖将の挟撃を受け、張達は百花公主の投げた流星鎚に当たって討ち死に、宋軍は大敗して雄州へ逃げ帰った。
金山籠の伏兵計
殷奇は三太子に、宗保軍を金山籠と呼ばれる袋小路の地形へ誘い込み、退路を断って糧道を絶つ計を献策。陣を金山の麓へ移した。
呼延顕が張達・葉武の戦死を宗保に報告すると、宗保は激怒し決戦を決意。鄧文は西番の陣移動を怪しみ堅守を進言するが、宗保は聞き入れず出撃を命じた。呼延顕・劉青らが束天神・殷奇を追撃するうち、殷奇は金山の小路へ逃げ込んだ。