楊家將演義第二十二回 楊家将が晋陽で武を競い、楊郡馬が三関を鎮守する (楊家將晉陽鬥武 楊郡馬領鎮三關)
晋陽での武芸比べ
- 麻哩招吉が挑発すると賈能が応じて槍を交え、互角に見えたが遼将の偽装退却の計にはまり、追撃したところを一槍で討ち取られ、宋軍は動揺する。
- 招吉が宋陣に迫ると八娘が飛び出し、数合の後に紅い縄で招吉を馬から絡め落として捕縛。寇準はその武勇に感心し、功を記録させる。
- 招吉を失った土金秀に代わり麻哩慶吉が出陣、宋の牙将趙彦が敗走すると九妹が代わって迎え撃ち、二十余合の末に慶吉を斬り伏せる。(詩:驕った勇者が返り討ちに遭う趣旨)
- 弓比べでは楊文虎が土金秀に敗れ、続く戟の勝負でも傷を負って敗走。楊六郎(延昭)が代わって出陣し、土金秀を圧倒、強弓を引かせて開けなかった土金秀は六郎を神人と驚嘆する。
- 宋軍の連勝に遼軍は意気消沈して撤退。寇準は招吉を釈放して蕭太后への警告とする。(詩:楊家の武勇を称える内容)
楊延昭の任官
- 寇準は楊郡馬(延昭)を軍中で労い、共に汴京へ帰還。真宗は延昭を引見し、先代の忠勤を称え、高州節度使に任じようとする。
- 延昭は固辞し、佳山寨巡検の職を願い出る。理由は、佳山が三関の要衝であり良将を招きたいことと、番境に接するため守りを固めたいことだと述べ、真宗はこれを許し、王樞密に軍兵の手配を命じる。
岳勝との対決と帰順
- 王樞密が寄越した兵は老弱ばかりで、延昭は憤る。軍中の岳勝(花刀岳勝、斉州の武挙出身)が六郎に武芸比べを挑む。
- 七十余合戦っても勝負がつかず、六郎が偽って敗走する隙に落馬させられそうになるが、頭上に白額虎の霊異が現れ、岳勝は驚いて跪き服従する。
- 六郎は岳勝を伴って佳山寨へ赴任。途中、令婆と別れの盃を交わし出立する。
孟良の脅威と初戦
- 佳山寨到着後、岳勝が近隣の可楽洞に住む猛者・孟良(鄧州の人、大鎖斧の使い手)の噂を聞き、偵察に赴いて手下数名を斬り、壁に六郎の名を記して引き上げる。
- 怒った孟良が佳山寨に攻め寄せ、六郎は帰順を勧めるが拒絶され、四十余合の激戦となる。六郎は偽って敗走し、岳勝が援護する中、弓で孟良の馬を射て落馬させ捕縛する。
- 孟良は不服従を訴えるが、六郎は敢えて彼を釈放し、自らの器量で心服させようとする。