唐李問對出師命将の古礼

  • 太宗が言った。「古は師を出し将を命ずるに、三日斎戒し、これに鉞を授けて、『これより天に至るまで、将軍これを制せよ』と言い、また斧を授けて、『これより地に至るまで、将軍これを制せよ』と言い、またその轂を推して、『進退はただ時のままに。既に行けば、軍中はただ将軍の令を聞くだけで、君命を聞かない』と言った。朕はこの礼が久しく廃れたと思う。今、卿と遣将の儀を定めたいが、どうか。」
  • 靖が言った。「臣がひそかに思いますに、聖人が制作し、廟に致斎するのは、神に威を仮るためであり、斧鉞を授けまたその轂を推すのは、権を委寄するためです。今、陛下は師を出すたびに、必ず公卿と議論し、廟に告げてから遣わされます、これは神に邀えるということです。任将のたびに、必ず便宜従事させられます、これは権を仮って重んずるということです。何ぞ致斎推轂と異なることがありましょうか。ことごとく古礼に合い、その義は同じであります、参定する必要はありません。」
  • 上は言った。「善い。」そこで近臣に命じてこの二事を書かせ、後世の法とした。