宋史卷三百六十八 列傳第一百二十七 楊再興

曹成の部将から岳飛配下へ

  • 楊再興はもと曹成の部将。紹興2年(1132年)岳飛が曹成を破り莫邪関に入った際、部将韓順夫が油断していた隙に再興が急襲し順夫や岳飛の弟・岳飜を殺したが、成の敗北で澗に躍入し張憲に捕えられそうになった際「岳公に見えさせてくれ」と願い出、飛はその風貌を見て「汝を殺さぬ、忠義で国に報いよ」と赦した。以後、飛の下で西京長水県の業陽での撃破、孫洪澗での大戦、長水回復、蔡州の糧秣焼却など活躍。紹興10年(1140年)郾城の戦いでは単騎で兀术を狙ったが果たせず数百人を斬って戻った。兀术が臨頴に12万を屯した際、再興は300騎で小商橋にて敵と激戦、2千余人及び万戸撒八孛堇ら百人を殺したが、遂に戦死した。後にその屍を得て火葬した際、矢鏃2升が出たという。