周書卷四十六 列傳第三十八 皇甫遐

皇甫遐

  • 皇甫遐、字は永覽。河東汾隂の人。累世寒微ながら郷里はその和睦を称えた。純至な性格で若くして父を喪い母に孝を尽くし、保定末母の喪に墓側に廬し土を負い墳を築き、更に墓南に禅窟を作り陰雨には窟を掘り晴天には墓を営む生活を歳月を重ねて続け、墳は数丈・周回五十余歩、禅窟は重台両匝十二室に及んだ。営墓の初め鴟鳥一対が悲鳴しながら離れず、月余で去った。遠近の人々が米麺を贈ったが遐は受けても食べず仏斎に充てた。郡県が上奏し表彰された。