周書卷四十六 列傳第三十八 秦族
秦族
- 秦族、上郡洛川の人。祖の白、父の雚はともに至性で郷里に聞こえ、魏太和中白は板授潁州刺史、大統中雚は板授鄜城郡守。族は至孝で親に力を尽くし郷里に称され、父の喪では哀毀甚だしく、母のため悲しみを抑えて慰め、四時の珍羞を絶やさなかった。弟の榮先とも友愛深く、母の死後も哭泣を絶やさず飲水食菜のみで過ごし、喪明け後も二十余年蔬食で房室に入らず郷里に驚嘆された。邑人王元逹ら七十余人が上表し門閭を表彰された。榮先も至孝で母の喪に哀慕のあまり没し、世宗はその死を悼み詔で「孝は政の本、徳の先」と称え滄州刺史を追贈した。