春秋左傳事類始末季文子、卒す(季文子卒)

魯の季文子が没し、葬儀の備品を整えても私財の蓄えが一切なかったことから、三代の君に仕えながら公室に忠実であった人物として君子に評された逸話。

年表(1件)

魯襄公五年(前568年)

  • 季文子が卒し、大夫たちが弔問に訪れた。襄公も臨席した。家宰が葬儀の備品を整えたが、絹を着た妾はなく、穀物を食べる馬もなく、蓄えた金玉もなく、重宝な器物もなかった。君子はこれによって季文子が公室に忠実であったことを知った。三代の君に仕えながら私財の蓄えがなかった。これを忠と言わずして何と言おうか。