春秋左傳事類始末鄭、子臧を殺す(鄭殺子臧)

鄭の公子子臧が身分にそぐわぬ鷸冠を好んだために鄭伯に憎まれ、刺客に殺された短い逸話。君子はこれを身にそぐわぬ振る舞いが災いを招く例として評した。

年表(1件)

僖公二十四年(前636年)

  • 鄭の子華の弟・子臧は宋へ亡命し、鷸(かわせみ)の羽で作った冠を好んで身につけていた。
  • 鄭伯はこれを聞いて憎み、刺客を送って陳と宋の間で子臧を殺させた。
  • 君子はこれを評し、「身にそぐわぬ服を着ることは身の災いである」とし、『詩』の「彼はそれを知っていながら、その服にふさわしくない」との句や、「自ら憂いを招く」との句は、まさに子臧のことを言うものだとした。また『夏書』の「地平らかに天成る」との句も、ふさわしさを言うものだとした。