新唐書卷二百三 列傳第一百二十八 李益

李益

  • 故宰相李揆の族子。詩に優れ貞元末には同族の李賀と名声を並べた。楽工が争って作品を求め歌に載せ、辺塞詩は絵に描かれるほど流布した。
  • 妻妾への嫉妬深い監視ぶりが「李益疾」と呼ばれるほど有名だった。同輩が出世する中、独り不遇に沈み鬱々として辺境に去った。幽州の劉済の幕府で営田副使となったが、済への詩に怨望の語があったことが後に問題視された。憲宗に才を認められ秘書少監に召されたが、幽州時代の怨望が諫官に暴かれ降格。後に旧官に復し賢殿学士に累遷、才を恃んで士人を見下したが、禮部尚書で致仕して没した。
  • 同時期に太子庶子李益がいたため「文章李益」と呼び分けられた。