新唐書卷一百六十四 列傳第八十九 殷侑
殷侑
- 殷侑、陳州の人。回鶻への使者として可汗の傲慢な威嚇に屈せず、王承宗の反乱を招諭で収めた。朝政の得失を84通に及ぶ論で説き、李同捷の乱では王廷湊との同時対応に反対し同捷討伐への集中を説いた。
- 義昌軍節度使として荒廃した地の再建に尽力し、営田で税収を倍増させた。天平節度使として賦課の適正化に努め、御史大夫温造の弾劾を受けたが天子の信任は変わらなかった。刑部尚書として法の統一適用を主張、72歳で没し、司空を贈られた。
侑孫 盈孫
- 殷盈孫は禮学に通じ、僖宗の蜀行幸後の太廟再建において十一室の規模縮小案を提示、詔可された。昭宗郊祠の内官朝服問題でも典礼の是非を正した。大理卿で終わり、吏部尚書を贈られた。