新唐書卷一百三十 列傳第五十五 楊玚

礼制・学制論を通した名臣

  • 楊玚、字は瑤光、華州華陰の人。麟遊令時代、竇懐貞の造観のための不当な徴発を拒否し名声を得た。韋后の丁年限引き上げ政策を、韋后失脚後もそのまま追徴しようとした有司に対し反対し止めさせた。
  • 侍御史として京兆尹崔日知の不法を大夫李傑と共に弾劾しようとしたが逆に讒言され、玄宗の裁定で日知が逐われた。御史中丞・戸部侍郎として宇文融の括戸政策に単独で反対し華州刺史に左遷。
  • 国子祭酒として王迥質・尹子路・白履忠ら大儒を教官に推挙。明経の帖試が形式化している弊害を指摘し、『春秋』三伝・『儀礼』学の存続を上言、詔により制度化された。大理卿・左散騎常侍を歴任し没、享年68、戸部尚書・謚貞。冠婚喪祭を古礼に則って行い、功徳碑を辞退する謙虚さがあった。