新唐書卷一百二十八 列傳第五十三 尹思貞

酷吏を憚らぬ法曹官

  • 尹思貞、京兆長安の人。明経科で及第、隆州参軍事として豪族蒲氏の不法を摘発し処刑、明堂令として善政を評価される。契丹孫万栄の乱に際し境内を安撫し武后の褒章を受けた。
  • 長安中、秋官侍郎として張昌宗に逆らい定州刺史に左遷。神龍初、大理卿として韋月将の処刑を巡り武三思・李承嘉と対立し青州刺史に左遷されるが「石は物を言わぬが時に言うことがある」と応じ屈しなかった。青州では蚕が年4回熟すほどの善政。
  • 睿宗立、将作大匠。竇懐貞の金仙・玉真観建設の負担軽減を主張し対立、拂衣去るも帝の詔で復職。竇懐貞誅後は御史大夫、工部尚書を歴任、致仕。開元4年没、享年77、黄門監・謚簡。前後13郡の刺史を務め清廉で知られた。